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13 3月

MuseScore で ドラム譜をつくる 〔 2 〕

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前回準備した楽譜(新しい空の楽譜)に記号や音符を書き込む】

≪楽譜が完成に至るまでの道筋について≫
今回はガイドを目的としたボク独自の進め方になります。
実際に楽譜を作るときには、ご自分のやりやすい順序、
理解し易い順序を、その時々の状況に応じて選んでいけばよいです。

◆準備:MuseScoreを起動し、前回保存したファイルを展開する

201403062112

 

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5.楽譜に記号を書き込む(リピート記号)


j)リピート記号を挿入する
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  • 左側の「パレット」にある「縦線」の ▼ 印をクリック

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k)パレットの展開
201403081941vector

  • 展開した「パレット:縦線」にあるリピート記号(図:青枠)をドラッグ
  • ここでは3小節目に挿入

 

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l)リピート記号挿入の場所
201403082108vector

  • 一対になっているもう一方のリピート記号(図:緑枠)をドラッグ
  • ここでは6小節目に挿入

 

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m)リピート記号設置完了
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  • リピート記号が3~6小節に入っている

 

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6.楽譜に音符を書き入れる順序を知る


n)ドラムの音色用の音符のある場所
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  • 左側の「パレット」にある「ドラム」の ▼ 印をクリック※

※ドラム欄の中に音符がない場合は音符入力モード(下図②)をon/offしてみてください

 

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o)音色ごとの音符の種類の確認
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  • ①展開したドラム欄の横幅をドラッグでひろげたもの
  • ②音符入力モード

 

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p)ドラムの音を試しで鳴らしてみる
201403100658vector

  • マウスを載せた音符は背景色が白に反転することを確認
  • マウスを「サイドスティック」の位置にのせる
  • マウスをクリックすると背景色が紺色に反転し「サイドスティック」の音が鳴る

 

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q)音符を書き込む準備(操作順番の基本①⇒②⇒③)
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  • ①音符入力モード『N』をクリック:①-a楽譜に挿入位置指定ラインが反映(青色)
  • ②音符の長さを指定:②-b音符の種類をクリック選択
  • ③選んだ音色の音符を挿入:③-c小節の指定位置へドラッグ※

※挿入したい拍の上でクリックするだけでも音符は挿入できる。慣れてきたらそうしてみてください。

 

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7.サイドスティックでカウント用の音符を書き込む


r)一拍目を書き込む
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  • ①音符入力モードがオンになっていて音符(ここでは4分音符)が選択されている事を確認
  • ②-a)サイドスティックの音符を希望の位置にドラッグ※
  • ②-b)5線上(5線の中)の希望の位置(ここでは一拍目)に着いたらクリック
  • ②-c)一拍目に音符が入ったことと、青いライン(縦線)が2拍目に移動したことを確認

※挿入したい拍の上でクリックするだけでも音符は挿入できる。慣れてきたらそうしてみてください。

 

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s)カウントを2小節入れる
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  • この楽譜のようにサイドスティックを挿入してみる※

※上記7.r)の手順を繰り返すことで音符が挿入できます。

 

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8.ドラムのパターンを書き込む


t)8ビートのハイハットを書き込む
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  • ①音符入力モードで8分音符をクリック選択
  • ②パレットのドラム欄でハイハット・クローズをクリック選択
  • ③楽譜の3小節目の1拍目でクリック挿入

 

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u)ハイハットを1小節分挿入
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  • t-③)の操作の「クリック挿入」を1小節分クリック=8分音符x8回クリック

 

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v)スネアを2拍目と4拍目に8分音符で挿入
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  • ①音符入力モードが8分音符であることを確認
  • ②スネア・アコースティックをクリック選択
  • ③3小節目の2拍目と4拍目にそれぞれクリック挿入

 

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w)バスドラムを指定の位置に挿入する
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  • ①音符入力モードが8分音符であることを確認
  • ②バスドラム・アコースティックをクリック選択
  • ③声部を1(青色)に指定(2→1に戻す)※
  • ④3小節目の1拍目と2.5拍目、3拍目にそれぞれクリック挿入

※デフォルトでは低音色選択時に声部が2(緑色)に自動設定される。そのままでかまわなければ、1に戻さなくても良い。但しその場合表記が図のようにならないのと、ここではバスドラムに対し休符が入ってくる。また1に戻しても一時的に音符が緑色になるが、そのまま気にせず書き込んでよい。

 

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9.リズムパターンの完成


x)リズムパターン1小節分の完成
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  • ※次回はここから再開します

前回同様ファイルを保存してください。最初のうちはファイル名は変えてその度々毎に保存すると良いでしょう。作業中、まれに(もしくは時々)フリーソフト特有のバグやフリーズを起こすので、時々の履歴を残しておいたほうが安心ですし賢明です。完成後に不要なファイルを削除すればよいのですから。

 

 

今回は以上です。


次回はコピー&ペースト、及び出力方式について触れようと思います。

Ryoji Suzuki

カテゴリー: free soft, MuseScore
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